2016年7月29日金曜日

申込時の費用

SIMカード発行時の初期費用 3,000円
パッケージをAmazon.co.jpなどで安く買うことはできないようです
050かけ放題の登録事務手数料 1,000円
合計4,000円(消費税等8%別途)

解約時のSIMカード未返却による違約金はありません。

気になる仕様

  • 5時間で通話が切断される
    これはいろんなところに書いてあります。切れたらかけ直せばOKです。
  • 1ヶ月50時間を超える通話が発生した場合、品質確保のため一時通話を停止されることがある
    契約時に渡される書面に、この条件がサラッと書いてあります。1ヶ月50時間ということは1日あたり100分、1時間40分でこの基準に到達する計算になります。これではかけ放題と言えるのかよくわかりませんが、とにかくそうなんだそうです。
  • 050かけ放題を使うには、イオンモバイルの回線を使う必要はない
    Wi-Fiで使うことも前提にしているので、当然ですね。
  • 1アカウントを複数端末で使うことができる
    しかし、複数端末に同時に着信する仕様ではありません。発信用と割り切って使うなら家族などで1アカウントを共用できそうです。
  • 1番号につき発着信合計で1チャネル
    普通の電話と同じです。
  • 1回線(SIM1枚)につき050かけ放題は1番号の契約に限る
  • 1人につきデータSIM5回線、音声通話つきSIM5回線、計10回線まで
  • 050番号発行には本人確認が必要
  • 国際電話には非対応

毎月の最低料金

イオンモバイルの050かけ放題は、SIMの契約がないと契約できません。
しかし、音声通話のできないデータプランでも申し込むことができます。つまりデータ1GBプランの480円/月とかけ放題の料金1,500円/月の合計1,980円/月が最低かかる料金になります。
ユニバーサルサービス料金と消費税および地方消費税はこれに別途加算されます。

サービスの特徴

イオンモバイルの050かけ放題は、イオンリテール株式会社が提供するMVNO(Mobile Virtual Network Operator)サービス、いわゆる格安SIMに付随するオプションとして申し込むことができるIP電話サービスです。

NTTコミュニケーションズ株式会社の050 VoIP SDKがベースになっているようです。調べてみると、NTTコミュニケーションズの050plusと共通する仕様が多そうです。050plusは専用アプリ以外で使っている人がいるようなので、このサービスもうまく設定情報を確認できれば、使いやすい環境で使うことができそうです。

また経験上、この種の電話サービスは、音質や遅延のほか、日本国内宛通話の発信者番号通知の対応やサービスの安定性が気になるところです。しかし少なくとも発信者番号通知については050plusがベースになっているので安心できますね。

音質や使い勝手は、通常の音声通話に比べるとどうしても劣ってしまいます。しかし標準アプリの「050IP電話」ではなく、日頃から使い慣れたSIPクライアントソフトを使うことができれば、改善されるかもしれませんね?

イオンモバイルでは通常の音声通話のかけ放題サービスは、時間制限があるものも含め、提供していません。

設定情報

イオンモバイルから提供される情報は次の4点(例)。
050電話番号: 05042499442 (数字11桁)
サービスコード: aeon050
ユーザーID: 98XY76MN (大文字と数字のみの8桁、変更不可)
パスワード: AB23DE45 (大文字と数字のみの8桁、変更不可)

標準アプリ以外で使うには、追加で次の情報が必要になります。
ユーザー名: fmc42499442 (fmcに続けて電話番号の下8桁)
ドメイン: 050sdk.com
(すなわちSIP URIは sip:fmc42499442@050sdk.com)
SIP Proxy: kar2-f2fcp.050sdk.com
ポート番号: 443 (SIP over TLS標準の5061ではないので注意)
プロトコル: SIP over TLS, SRTP
Expires: 3600

参考
標準アプリのUser-Agent: NTTCom-A-UA/1.1.2
テストコール用番号 050-3778-9900